暗闇の先に見えた何かに導かれて
行き着いた所。
生きていたわけなんですが
私に見えた何かは
明るい未来でも
夢溢れる希望でも
無償の愛でもなくて
あれから数年と言われる自然に流れる時間と
世間体に縛られた作り笑いと
愛情のカタチをした冷たい手だったのかもしれません。
初めはぼんやりした
それこそ救いの光かもしれない、と思ったのに
何かは
ただ、ただ
私を生かしただけだった。
あの頃の様に
我武者羅に狂ってた時のほうが
生きる実感を持てていたのかもしれない。
今は苦しいよ。
あの頃と違う、もやもやが苦しいの。
それでもまた私は
明日を生きなくちゃいけない。
ああ
おやすみなさい。
