初めて自分がｵｶｼｲと思ったのは
父親の死を聞かされた日o

６歳の誕生日を迎えたばかりo
お隣の子と砂遊びをしていたo

「急いで片付けて、家に入りなさい」
普段穏やかな祖母の、強張った声o

「お父さんが、亡くなった」

そんな様な言葉だった気がするo
もう、覚えてなどいないo

親である自分よりも先に、子に逝かれた祖母には涙o

共に呼び戻された姉は、私の隣でo
小２ではあるが、「死」がどう言う事か知っているのだo
肩を震わせ、父の「死」に泣く姉o

私はo

涙なんて出なかったo
「死」について疎い訳では無かったと思うがo



祖父・母・まだ小さかった妹は、父が運ばれた病院に居たo
息をしない、動かない父の許へo



きっと、幾つも涙を零して居るだろうo




私はo

泣いているフリをしたo

涙の無い目蓋を隠す様に、小さな両の掌を被せてo


「死」

知らない訳では無かったと思うo


此の世に、存在しなくなるo



泣けない、私o
泣いてるフリの、私o



子供の回路で、考えたo

もしも、私が

吸う息と、吐く息を逆にしていればo
今日履いた靴を、逆足から履いていればo
何かを、如何かしていればoしていなければo

何かが変わっていたかもしれないo
歯車が食い違わずに、いたかもしれないo

もしも、私がo

涙を流せる子だったら
お父さんは死ななかったかもしれないo





私は、ｵｶｼｲ子o





小学校低学年o

イジメ・窃盗・自虐行為o

低学年のﾚﾍﾞﾙだったけどo


初めて、自分の「死」を考えたo
多分小２・３年生o

２度目は小４・５年生o


ｶﾞﾁで書き込みの出来ない、過去多数o


学校に行く時間o
「いってきます」の代わりに
「さよなら」を言っていた、中学時代o

半・登校拒否o

常に持ち歩く筆箱o
中身はｶｯﾀｰﾅｲﾌo

「鬱」の言葉に出合い、悟るo


ああ、やっぱり私「ｵｶｼｲ子」o





中略（面倒くさい）





女である自分o
母子家庭o
半・母子家庭の妹o

世には色んな家庭があるo
知ってるよ、そんな事o

自分が１番不幸なんて思わないo

必ずしも、それらが不幸の素だとも思わないo

でもねo


父親の居ない子供

その響きは嫌o

身内限定だけどo


眠くなってきたo
何書いてるか分かんなくなってきたo


ねぇ、私嫌だよo

例え、誤ってソレになってもo

ねぇ、私嫌だよo

破壊者になるなんてo



私、生きていきたいo



大事な者が何か、分かるでしょ？




ねぇo



私、生きてるo